美容室の内装をおしゃれで使いやすくするコツとは?インテリアの選び方もご紹介
美容室の集客や顧客満足度を上げるために重要なのは、空間作りです。もちろん美容師の腕前も重要なポイントではありますが、訪れた人がリラックスでき、家族や友達におすすめしたくなるような空間を整えていたほうが、評判や集客が上がりやすくなります。
この記事では、美容室の内装をおしゃれに、そして美容師やスタッフが使いやすくするためのコツをご紹介します。インテリアの選び方にも触れているので、これから美容室を開業する予定の方や、美容室のイメージチェンジを図っている方はぜひご一読ください。
美容室の内装をおしゃれで使いやすくする6つのコツ
美容室の内装をおしゃれにして、なおかつ美容師などのスタッフがお店で働きやすい環境を作るコツを6つご紹介します。
<美容室の内装をおしゃれで使いやすくする6つのコツ>
- 競合を視察して内装のアイデアを集める
- 空間全体のコンセプトを統一する
- 顧客がもっとも美しく見える内装を意識する
- SNS映えする雰囲気を作る
- セット面やシャンプー台とバックヤードの距離を離す
- 移動経路にはできるだけ広いスペースを作る
競合を視察して内装のアイデアを集める
美容室の内装を決めるうえで参考になるのは競合です。お店のイメージに合う店舗を視察したり、SNSなどから画像や動画を探したりして、内装のヒントを得ましょう。近隣店舗の特徴を知り、そのお店のコンセプトに合わせたり、反対に正反対のコンセプトを採用したりするのもおすすめです。
空間全体のコンセプトを統一する
全体のコンセプトを統一して、空間に統一感を持たせるのが、おしゃれな内装に仕上げるためのコツです。インテリアの趣向や色合いがバラバラだと、ちぐはぐな印象を与えてしまいます。美容室のコンセプトを明確にして、床から天井までコンセプトに合った素材や質感、色使いの内装に統一しましょう。
顧客がもっとも美しく見える内装を意識する
美容室の目的は顧客を美しくすることです。内装がどれだけおしゃれで美しくても、顧客を飲み込んでしまうほど過剰な主張をするのは好ましくありません。とくに鏡に映る範囲の内装はシンプルにして、顧客が引き立つようにデザインしましょう。
SNS映えする雰囲気を作る
SNS映えする内装を取り入れると拡散されやすく、集客効果を高められます。1800年代をイメージさせるようなアンティーク調の内装に統一するなど、ユニークな内装は話題性が抜群です。SNS映えする内装を背景にしたカフェスペースを併設したり、施術後の写真を撮る場所を設けたりすると、より拡散効果が上がります。
セット面やシャンプー台とバックヤードの距離を離す
美容室は顧客にとって非日常的な空間です。セット面やシャンプー台などの顧客がくつろぐスペースに雑音が聞こえてしまうと、顧客が気にしてしまいリラックス効果を生み出せません。バックヤードやレジなどは、できる限りセット面やシャンプー台から引き離したり、音を打ち消す工夫をしたりしましょう。
移動経路にはできるだけ広いスペースを作る
美容師などのスタッフは頻繁に店内を移動するため、業務効率を高めるために、移動経路にはできるだけ広いスペースを作りましょう。ゆとりを持って人と人がすれ違えるスペースを設けると、顧客は気軽にお手洗いなどにも移動しやすくなります。
美容室の内装で顧客満足度を高めるインテリアの選び方
美容室の内装において、顧客満足度を高めるために重要な役割をはたすのは、インテリアです。インテリアの選び方について、5つの基本をご紹介します。
<美容室の内装で顧客満足度を高めるインテリアの選び方>
- セット椅子…疲れにくさを最重視する
- シャンプー台…天井を見たときにリラックスしやすい空間にする
- 待合室…できるだけ広いスペースを確保する
- 照明…セット面の付近は白くはっきりした色を選ぶ
- 雑貨類…店舗に圧迫感を出さないものを選ぶ
セット椅子…疲れにくさを最重視する
セット椅子でもっとも重視すべきなのは、疲れにくさです。数時間の施術中、椅子の硬さなどが原因で疲れさせてしまうと、リピート率が下がります。店内の雰囲気に合ったデザインや色合いのセット椅子を選ぶことも大切ですが、足置きや肘置きなどがあり、長く座っても疲れにくいセット椅子を選びましょう。
シャンプー台…天井を見たときにリラックスしやすい空間にする
シャンプー台では顧客が仰向けになるため、目にやさしい暗めの照明を選びましょう。天井部分の内装には、黒や青といったリラックスしやすい色を取り入れるのがおすすめです。
待合室…できるだけ広いスペースを確保する
待合室の広さにゆとりがあり、居心地のいい空間を用意できれば、混雑した日でも顧客の離脱を防ぎやすくなります。外の様子が見やすい開放的な場所に待合室を設けたり、お茶を出すスペースを確保したりするといいでしょう。
照明…セット面の付近は白くはっきりした色を選ぶ
セット面の付近に設置する照明は、白くてはっきりとした色を選ぶのがポイントです。見た目重視で蛍光色を選ぶと、カラー後の髪色を正確に判断できません。後日クレームを受けるリスクを排除するためにも、正確な髪色を判断できる色の照明を選びましょう。
雑貨類…店舗に圧迫感を出さないものを選ぶ
観葉植物などの雑貨類は内装のアクセントになり、顧客をリラックスさせる効果も生まれます。ただし、動線を塞ぐような場所に設置すると圧迫感が生まれ、作業効率も悪くなるため要注意です。
美容室の内装を決めるまでの流れ
美容室の内装を決めるまでの流れを、5つのステップに分けてご紹介します。
<美容室の内装を決めるまでの流れ>
①必要な設備を決める
②動線を決める
③衛生に配慮した設備を導入する
④インテリアを選ぶ
⑤内装業者に依頼する
①必要な設備を決める
まずは全体的なレイアウトを確定させて、必要な設備の種類と数を決めます。10坪のスペースがある場合は、目安としてセット面が3~4台、シャンプー台は2台までの設置が可能です。
②動線を決める
顧客とスタッフの動線を決めます。できるだけ広い通路を確保することが大切なので、顧客や従業員の移動が妨げられる場合は、設備を減らすことも検討しましょう。
③衛生に配慮した設備を導入する
アフターコロナでは衛生環境を気にする顧客が増えています。コロナ禍では、顧客やスタッフが密集しやすい美容室がクラスター化することもありました。新しい生活様式に対応するために、パーテーションを設置したり、換気口を確保したりして対策しましょう、
④インテリアを選ぶ
美容室のコンセプトに合ったインテリアを選びます。先述したようにセット面やシャンプー台、観葉植物などのほか、壁紙の色や材質を決めたりすることもインテリア選びの一種です。
⑤内装業者に依頼する
レイアウトや設備、インテリアが決まったら、工事に対応できる内装業者に依頼します。工事費だけではなく、確実に理想どおりの内装を実現してくれる業者かどうかも、評判や施行範囲などから確認しましょう。
まとめ
美容室の内装をおしゃれで機能的にするためには、「空間全体のコンセプトを統一する」「移動経路にはできるだけ広いスペースを作る」などのコツを活かしましょう。インテリア選びも内装を決める際に大切なポイントのひとつです。
FACE YOUでは、美容室の内装デザインにおけるプランニングから設計、施工管理、アフターフォローまでを専任の担当者がトータルサポートいたします。コンセプトや設備、動線なども、内装デザイン・空間デザインのプロの目線からご提案が可能です。美容室の内装でお悩みの際は、当社までお気軽にご相談ください。