小さいお店
2024年07月24日

小さいお店を開きたい!開店までの流れや開業費用の目安などをご紹介

小さいお店を開きたいとう思いを持つ一方で、「開業までの流れがわからない」「どのくらいの開業資金がかかるのか心配」など、不安を抱えている方は多いでしょう。

この記事では、コンセプト設計から開店までの基本的な流れを7つのステップに分けて解説するほか、小さいお店を開きたいときに必要な開業資金の目安をご紹介します。小さいお店を開くメリットや、開業資金を抑える方法も解説しているので、ぜひ参考になさってください。

小さいお店を開きたい!コンセプト設計から開店までの基本的な流れとは

小さいお店を開きたいと思ったときの、コンセプト設計から開店までの基本的な流れは次の7ステップです。

<小さいお店を開きたい!コンセプト設計から開店までの基本的な流れ>

①コンセプトを決めて事業計画書を策定する
②物件を探して内装工事を依頼する
③開業資金を調達する
④開業に必要な資格などを確認する
⑤開業の届け出や許可の申請を行う
⑥仕入れルートを決定する
⑦開業日を決めて集客活動をはじめる

①コンセプトを決めて事業計画書を策定する

開業1年前を目安に、お店の方向性や基本理念を定めてコンセプト設計を行いましょう。コンセプトを決めることにより、販売する商品やサービスに合った店舗の広さや立地、内装などを決めやすくなります。コンセプトが決まったら議場計画書を策定しましょう。

②物件を探して内装工事を依頼する

開業6ヶ月前を目安に、コンセプトや事業計画書に基づいて物件探しを行います。内装業者の業務範囲はさまざまです。小さいお店を開きたい場合は、空間全体のデザインを統一したほうがお店のコンセプトを表現しやすいため、デザイン設計・施工管理・アフターフォローを一括で任せられる業者が適しています。

③開業資金を調達する

金融機関などに申し込みを行って、開業資金を調達しましょう。融資を受けるためには、明確な事業計画書を作成し、物件の契約や内装工事にかかる費用を細かく計算する必要があります。

④開業に必要な資格などを確認する

開業に向けて資格が必要な場合は、あらかじめ取得しなければなりません。たとえば飲食店を開業する場合は、食品衛生管理者と防火管理者の資格が必要です。 業種によって必要な資格が異なるので、事前に何が必要かを確認しておきましょう。

⑤開業の届け出や許可の申請を行う

開業に必要な届け出や許可の申請も必要です。一例として、飲食店を経営する場合に必要な届け出をご紹介します。

【飲食店の開業時に必要な届け出・申請】

申請する内容 届け出先 届け出の期限 対象
食品営業許可申請 保健所 店舗完成の10日前 すべて
 防火管理者選任届 消防署 営業開始まで 定員30人以上
防火対象設備使用開始届 消防署 使用開始7日前 建物を新たに使用する場合
火を使用する設備等の設置届 消防署 設備設置前 火を使用する設備がある場合
風俗営業許可申請 警察署 営業開始2ヶ月前 客への接待を行う場合
個人事業の開廃業等届け出書 税務署 開業から1ヶ月以内 個人で開業する場合

⑥仕入れルートを決定する

仕入れルートの決定は、開業3ヶ月前までを目安に行いましょう。仕入れ先を選ぶポイントは、価格・品質・注文量の3点です。いくつかの仕入れ先から見積もりをとって、お店にもっとも適した仕入れ先を選定してください。

⑦開業日を決めて集客活動をはじめる

仕入れルートが確定すると、提供できる商品や価格が定まるため、開業日を決めて集客活動をはじめましょう。宣伝方法は、チラシや広告の配布、SNSの運用、HPやブログといったオウンドメディアの作成などさまざまです。お店の特徴に合った宣伝方法を選び、ターゲットにアプローチしましょう。

小さいお店を開くメリット

小さいお店を開くメリットとして挙げられるのは次の3つです。経営に初めてチャレンジする場合などは、リスクを抑えるために小さなお店を開くことをおすすめします。

<小さいお店を開くメリット>

  • 初期費用を抑えて開業できる
  • 運転資金を抑えやすいため破産しにくい
  • 1人でも開業・運営できる

初期費用を抑えて開業できる

一般論ではありますが、店舗の面積が小さければ小さいほど物件の取得費や家賃が安いため、初期費用を抑えて開業できることがメリットです。収容できる人数も少ないため、エアコンや冷蔵庫などのサイズを抑えやすいほか、椅子などをそろえる費用も最小限に抑えられます。

運転資金を抑えやすいため破産しにくい

初期費用だけではなく、運転資金も抑えられるため開店資金が枯渇しにくく、破産を免れやすいでしょう。大きな店舗と比較して、小さな店舗は電気代やガス代、仕入れなどのコストを抑えやすいです。また、最小限の人数で営業できるため、人件費も削減できます。

1人でも開業・運営できる

最大10名前後に接客する小さなお店ならば、1人で開業・運営ができます。1人で運営すれば無駄な人件費がかからず、求人に費用をかける必要もないほか、給与計算も不要です。教育をする手間もかからず、スムーズに開業・運営できます。

小さいお店を開きたいときに必要な開業資金

小さいお店を開きたいときにかかる開業資金が気になる方も多いでしょう。この項目では、費用相場をご紹介したうえで、開業資金を抑える方法もご紹介します。

<小さいお店を開きたいときに必要な開業資金>

  • 開業費用の相場は坪単価50万円~80万円
  • デザイン設計から施工までを一本化できる内装業者なら開業資金を抑えられる

開業費用の相場は坪単価50万円~80万円

小さなお店を開きたいときに必要な開業費用の相場は、1坪あたり50万円~80万円です。10坪の面積の場合、500万円~800万円を初期費用として用意しましょう。主な内訳は次のとおりです。

【小さなお店を開きたいときの費用相場の内訳】

内訳 費用の目安
物件の取得費 60万円~100万円
 内装工事費 100万円~200万円
設備や機器、備品の購入費 100万円~300万円
諸経費 10万円~50万円
運転資金 200万円

デザイン設計から施工までを一本化できる内装業者なら開業資金を抑えられる

開業資金として大きな比率を占めるのは、内装工事費や設備の購入費です。この費用を抑えたい場合は、デザイン設計から施工までをワンストップで依頼できる業者を選びましょう。

多くの設計会社は、施工を下請けに任せるためマージンがかかり、総工費が高額になりがちです。しかし、デザインや施工をすべて自社で行う会社を利用すると、無駄なコストがかからないため総工費を安く抑えられます。また、設計と施工の連携がとれているため、追加工事が発生するリスクもほぼありません。

まとめ

小さなお店を開きたい方に向けて、開業までの手順を7つのステップに分けて解説しました。小さなお店は開業資金や運転資金を抑えやすく、1人でも運営しやすいことがメリットです。開業費用を安くしたい場合は、設計や施工をワンストップで行う内装業者に依頼しましょう。

FACE YOUは、デザイン設計やプランニングをはじめ、施工・施工管理・アフターフォローまでを一基貫通でご対応する会社です。初めて開業にチャレンジする方がビジネスで成功できるよう、コンセプト策定の段階から徹底的にサポートいたします。