ファサード
2024年07月16日

ファサードが店舗に与える影響とは?集客を上げるためのポイントをご紹介

店舗の第一印象を左右するポイントとなるのが、ファサードです。ユニークなファサードは人目を引きやすく、集客力を高めるために役立ちます。ただし、コンセプトや内装との兼ね合いを無視してファザードをデザインすると、効果的な集客は見込めません。

そこでこの記事では、ファサードが店舗に与える影響を解説し、ファザードを活用して店舗の集客を上げるポイントを6つご紹介します。また、店舗のファザードに関する注意点もお伝えします。

店舗のファサードとは

そもそもファサードとは、建物の正面デザインを指す言葉です。ファサードはフランス語で「顔」を意味しており、文字どおり建物の印象を決めるうえで大切なポイントになります。店舗におけるファサードは、建物の形状だけではなく、看板や照明といったデザイン全般を指します。

ファサードが店舗に与える影響

ファサードは店舗の第一印象を大きく左右します。なぜ店舗を運営するうえでファザードを重視する必要があるのか、ファサードにより期待できる影響を3つ取り上げて解説しましょう。

<ファサードが店舗に与える影響>

  • お店のコンセプトを通行人に伝えられる
  • 入店に対する不安を軽減させられる
  • SNSによる拡散効果に期待できる

お店のコンセプトを通行人に伝えられる

店舗のコンセプトをファサードに反映させると、お店の特徴を通行人が正しく理解してくれます。消費者から見て、今の気分に合ったお店か、目的を達成できるお店かなどを判断しやすいため、接客が空振りに終わるリスクを減らせます。

入店に対する不安を軽減させられる

特徴が一切わからない店舗に飛び込もうとする消費者は、ごくわずかです。無機質で店舗の特徴が伝わりにくいファサードでは、せっかくの顧客を逃してしまいかねません。しかし、親しみやすくて清潔感のあるファサードや、ターゲット層が好むファサードを用意すると、入店に対する不安を軽減させられます。

SNSによる拡散効果に期待できる

個性的なファサードの店舗は、SNSで話題になる場合があります。お店で買った商品を、特徴的なファサードと一緒に撮影して、SNSに投稿するインフルエンサーは多いです。SNSで拡散されると、顧客数が増加する可能性が高いほか、ターゲット層以外からのアプローチにも期待できます。

ファサードを活用して店舗の集客を上げるためのポイント

ファサードは店舗の第一印象を左右する重要な箇所なので、デザイン次第では店舗の集客を大幅に上げられます。そのためのポイントとなるのは、以下の6点です。

<ファサードを活用して店舗の集客を上げるためのポイント>

  • 外から店内の様子が見えるファサードにする
  • お店のシンボルになる看板を設置する
  • 遠くからでも目立ちやすいファサードにする
  • ファサード周辺のデザインにもこだわる
  • ひと目でお店の特徴がわかるようにする
  • 入退店しやすい出入り口に設計する

外から店内の様子が見えるファサードにする

店内の様子が一切わからない店舗や、他のお客さんがいるかわからない店舗は、多くの人から警戒されてしまいます。そのため、外からでも店内の様子がある程度見えるファサードにしましょう。路面店の場合、窓ガラスを多く取り入れて開放感があるデザインにすると、安心して入店してもらいやすいです。

お店のシンボルになる看板を設置する

お店のシンボルマークを看板に設置するのもおすすめです。たとえば蟹料理専門店の「かに道楽」は、看板に大きな蟹のオブジェを設置したことが話題になり、全国的な知名度を誇っています。焼肉店なら「牛」のマーク、歯科医院なら「歯」のマークを付けると、遠くからでもその店舗が何のお店なのかがわかります。

遠くからでも目立ちやすいファサードにする

多くからでも目立つファサードにすると、店舗の存在を知らなかった人にも訴求できるため、入店者数を増やせる可能性が高いです。ポイントとなるのは、顧客の視線上に看板などを設置することなので、あらゆる角度から店舗の外観をチェックして、ファサードのデザインを検討しましょう。

ファサード周辺のデザインにもこだわる

優れたファサードの店舗は集客がしやすいですが、ファサードと店内のイメージがかけ離れていると、わずかな滞在時間で離脱されてしまいます。ファサードで高級感を連想させたにも関わらず、店内がチープな印象ではがっかりされる可能性が高いです。ファサードだけでなく、内装のデザインにも統一感を持たせましょう。

ひと目でお店の特徴がわかるようにする

ファサードを見ただけで、お店のコンセプトがわかるようにデザインしましょう。仮にファミリー層をターゲットにするお店の場合、ポップでキャッチーな看板を設置したファサードにすると統一感が生まれます。入店時のギャップを最小限に抑えることにより、顧客満足度を高めやすいのです。

入退店しやすい出入り口に設計する

初めて店舗を訪れる人は「気軽に入店しても大丈夫なのか」「押し売りなどをされずに退店できるか」などの不安を抱えがちです。入退店しやすい出入り口に設計すると、そのような不安を払しょくできます。窓から店内の様子が見えるようにレイアウトにしたり、大きなドアを設置したりして対策しましょう。

店舗のファサードに関する注意点

店舗のファサードを設計する前に、注意点をいくつか確認しておきましょう。以下の3点を把握したうえでファサードを設計すると、思わぬトラブルを避けられます。

<店舗のファサードに関する注意点>

  • 悪目立ちしないデザインに抑える
  • ガラスを取り入れる場合は破損リスクに注意が必要
  • 景観条例や屋外広告物条例に注意する

悪目立ちしないデザインに抑える

周辺環境との調和を取り、悪目立ちしないデザインに抑えることが大切です。メッセージ性が強すぎると浮いてしまい、街の雰囲気を破壊してしまいかねません。ご近所トラブルの原因となる可能性もあるため注意しましょう。

ガラスを取り入れる場合は破損リスクに注意が必要

窓ガラスを多く取り入れたり、入口のドアをガラス製にしたりする場合、ガラスの強度によっては破損するリスクがあります。台風などの自然災害によりドアが割れ、顧客がケガをするなどの恐れがあるため、強化ガラスなどを購入することをおすすめします。

景観条例や屋外広告物条例に注意する

京都市や金沢市、川越市など、歴史的街並みの残る場所などでは、外観のデザインが条例により規制されている場合があります。この場合はデザインを決める前に許可申請を出す必要があるため、デザイン時に十分な注意が必要です。

まとめ

ファサードとは建物の正面デザインを指す言葉で、店舗の場合は看板なども含む外観全体をファサードと呼びます。優れたファサードを用意するとSNSなどで話題になる可能性もあり、集客に好影響を与えるため、こだわりを持って設計しましょう。

FACE YOUは、空間デザイン・内装デザインの専門家です。プランニングから設計、施工管理、アフターフォローまでをトータルサポートし、貴社の売上アップに貢献します。店舗のデザインについてお悩みであれば、まずはご希望やご予算をお聞かせください。